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カウンセリング

しんたいしんり「社会」じつぞん

人を成り立たせる四大要素として、実存療法では身体、心理、社会、実存を挙げます。

心と体が、表裏一体で人にとって絶対に必要な要素なのは分かる。

精神(実存)が、獣に陥らず、人が人らしく生きる上で欠くことのできない要素だというのも納得。

では、社会って何だ?それって環境じゃない?環境に影響されないように生きて行くことも出来るんじゃないの?そんな風にわたしは比較的軽く見ていました。

きっと恵まれた環境に生きているから、社会が自分の人生にとって欠くことの出来ない大きな要素だと気づきにくいのでしょう。

日本は、少なくとも肌の色で迷わず射殺されるような社会ではありません。本当に恵まれている。

そんなわたしが悟った、社会の重要さ。それは「人」でした。

社会って結局、人の集まり。自分の周りにどんな人がいるかで、人生はかなり変わって来る。

出会いによって、人は全く違う人生にもなる。

職場も学校も家庭も、結局、誰と出会うか。誰と共に過ごすかってことじゃんか。

それでわかった。社会も自分の存在の一部。人も自分の人生の一部。

素晴らしい出会いに感謝。

出会いによって、人は、自分の才能や可能性に気づく。

頼んでもいないのに、自分の扉を開いてくれる人がいる。お互いに影響し合っている。

今知っている自分は、自分の中のほんの一部。

出会うほどに、人は自分が特別で唯一の個性を持っていることに気づく。

出会いが、人の心も体も、精神性まで変える。

一緒にいるだけで誰かを変える力を、人は持っている。無為にして化する働き。あるがままに振る舞っていても、自然と良い影響を与える力。

にんげんって、いいなあ。

今、身動きが取れなくて自分の人生に夢も希望も持てなくても、出会いが、あなたの人生を新しい旅へと導く。求めれば、そんな出会いがきっとある。諦めちゃいけない。

心理カウンセラー 平史樹

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