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悩み

誰も知らない悩み、その名は「孤独」

家族や身近な人も知らない悩みを持っているかたは、意外と多いと思います。

家族と円満、友達も多い、恋人もいる。

職場や学校でもたくさんの人に囲まれ、SNSでのつながりも広い。

そんなかたでも、深刻な悩みを持っていることはあります。

普段、人を支えたり助けたり、相談に乗る立場であっても、悩みを抱えながら生きている人はいます。

悩んでいる事柄はさまざまですが、それを悩みだと考えていない場合も多いです。

いつか自分一人で解決しようとしています。

あるいは、今は考えないようにしています。

他の人に、悩みはもちろんのこと自分の気持ちを打ち明ける習慣のないかたがいます。

自覚している悩みの背後にあるもの。

これらのかたの共通点は「孤独」です。

家族や友人、恋人がいるから、孤独が解消するわけでもありません。

身近な人に、自分の気持ちを話せているかが大事です。

はじめ気持ちを話せなければ、事柄ばかり話すのでも構いません。

正直な自分を素直に出そうと心がける姿勢や態度が、感情を表現する下準備になります。

ご自分の感情に気づきやすくなって行きます。

感情を出せるようになると、それは他人と共有できるものだと分かります。

人と気持ちを分かち合う体験は、カタルシス(浄化)と共に、安らぎや安定感をもたらします。

もし今孤独なら、普段ご自分の気持ちを伝えているかどうか、振り返ってみませんか?

カウンセリングで大切な一つの壁は、感情を表出できるかどうかです。

普段、感情を出す習慣のないかたが、カウンセリングでご自分の感情を出せるようになると、それは日常生活にも波及します。

これまでとは違う、もっと確かな人とのつながりを作って行けるようになります。

人生の質が変わります。

心理カウンセラー 平史樹

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