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カウンセリングを受けた方がよい時の目安や基準はありますか?
たとえば38度以上の熱が続けば病院へ、というような客観的な目安や基準は、心理カウンセリングを受ける場合にはありません。
思い立ったらいつでも受けられます。
参考として、比較的多くのかたに当てはまると思われる目安は、
「生きづらさを感じた時」です。
「ストレスをつらいと感じた時」とも言えます。
その、生きづらさやストレスのつらさとは、ご自身の主観でかまいません。
慢性的ならば、なおさらだと言えるでしょう。
身体面で・・・原因不明の痛みが続く。かゆみが止まらない。眠れない。食欲がない。
心理面で・・・イライラが続く。落ち込んだ気持ちが戻らない。感情がわかなくなった。
社会面で・・・職場で孤立している。学校生活が合わない。家庭で安らげない。
実存面で・・・生きがいがなくなった。目標を持てない。自分に自信がない。
日常生活の4つの視点から、ありがちな生きづらさやつらいストレスとなりうる状況を少しだけ挙げてみました。
大抵のかたは、何かしらひとつやふたつ、このような問題を持ったまま生活しているかと思いますが、日常生活の中で繰り返し同じようなつらさを感じ続けていたり、自分なりの対処法や解決法が適切でなく、かえって別のストレスを増やしているようでしたら、カウンセリングという選択肢を思い出してみてください。
周囲に「大したことがない」と言われていたとしても、ご自身にとって耐えがたくつらいと感じている時や、自分なりの解決方法が、暴飲暴食やギャンブル、度を越えた買い物や交際などで、ご自分の心身の健康をむしばんだり、社会性を損なわせてしまったり、人間関係を傷つけてしまったり自分を孤立させてしまっているようならば、カウンセリングは助けになります。
また、特につらさなど問題を感じていない時であっても、「話し相手になってほしい」とカウンセリングを受けるかたもいらっしゃいます。
引きこもりや燃え尽きなど、何らかの状態から社会復帰したり社会適応するための訓練として、カウンセリングが利用されることもあります。
生き方を変えたい、新しいことにチャレンジしたい、進学したい、就職したい、恋人がほしい、結婚したいというような、未来志向型の相談も多くあります。
つらい時でなくても、カウンセリングは利用できるのです。
心理カウンセラー 平史樹