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カウンセリング

あなどれない、考え方の偏りや癖

身近な存在だからこそ、ケンカしてしまうということがあります。

ケンカも、仲が良くないとできないと言います。安心して自分が出せる相手だからこそ、怒りもぶつけられるというものです。

しかし、いくら怒っても、思い出すたび、顔を見るたび、カッカとしているようでしたら、つらくありませんか?

感情は、適切に表出されていれば自分の人生を前に推し進める原動力になります。

喜びだけでなく、怒りや悲しみ、不安さえも人を後押しします。

身体の作りに無駄がないように、感情にも本来無駄はなく、必ず働きと意義があると思います。

しかしもし、会えば腹が立ち、しかもそれがいつまでも収まらないのなら、不適切に怒りが再生産されているのかも知れません。

それは、人生のどこかの時期に、何らかの経験をして、それを元に自ら作り上げた偏った考え方のせいかもしれません。

誰もが偏った考え方を持っています。「無くて七癖」の癖とも言えるでしょう。それは個性の一部だし、その人の人生の足跡を表すものとも言えます。

しかし、自分の考え方の偏りが、自分自身を苦しめているとしたら?苦しめている部分を修正すると、かなり楽になれることがあります。

「人には親切にするもの」「頼まれたら引き受けて当然」「言われなくても率先して気を利かす」など、むしろあなたが誇りに思い、自分の良い面と考え、外でも評価されて来た考え方が、あなたを苦しめることもあります。

たとえば身内に対しては「自分もそうなのだから、そうしてもらって当然だ」という思いがどこかにあり、そうならないことに苛立っていることもあります。

考え方の偏り、癖は、自分ではなかなか気付けません。

また、これまでその生き方でやってきたせいか、それ以外の生き方、振る舞い方、考え方を自分が出来るか?イメージするのも難しいものです。

カウンセリングで悩みの相談というと、そのほとんどが人間関係の悩みにまつわるものです。

人間関係の悩みがなかなか解消できない時、よくそのかたの考え方の偏りをチェックします。

ひとつの考え方の偏り、ひとつの癖に気づき、自分にとっても人にとっても良いように作り替えて行くには、ある程度の時間がかかります。

そのための心理療法として、認知行動療法というものを思い浮かべますが、短期間で自分の考え方の偏りや癖を改められると、期待して焦らないことが大切です。

考え方ひとつ取っても、言葉にすれば原稿用紙一枚にまとめられるかも知れませんが、その奥にはあなたに人生のドラマが詰まっています。

あなたのこれまでの人生の経験や、そこで育まれて来たあなた独自の物の見方や考え方、感じ方を大切にしながら、取り組んで行くことが大事だと思います。

心理カウンセラー 平史樹