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カウンセリング

あなたが嫌いなあの人は、あなたのことが大好きかも

学校でも職場でも、天敵とも呼べそうな苦手な相手というものが、一人くらいはいるものです。

やることなすこと文句をつける。

何でも批判的な目で見てこき下ろす。

陰で悪口を言っている。

もう、やりにくいったらありゃしない。

・・・そんな人がいると、のびのび行動できないし、発言ひとつするにも緊張してしまうでしょう。

「きっと、〇〇さんは私のことを嫌っているんだろうなあ」

そう思うあなたは、〇〇さんのことが大嫌い。

学校や職場に行くのも厭になります。

しかし、そんな〇〇さんが、実はあなたのことを好きだとしたらどうでしょう?そんなこと、信じられますか?「あり得ない!」って言われるけれど、そういうことってありますよ。

「好き」の表現は、人さまざまです。

相手をつらくさせたり、悩ませているとは気づかずに、時には気づきつつも、ひどい態度をとってしまうことがあります。

理由はさまざまです。

もしも、学校や職場での人間関係に悩んだ時は、「あなたを悩ます大嫌いな〇〇さんが、実はあなたのことを好いているかもしれない」とも考えてみてください。

〇〇さんの態度はそう簡単には変わらないと思いますが、それを受けとめるあなたの心に余裕が生まれ、〇〇さんの本心を理解する余地も出てくるのではないでしょうか。

人間関係の苦しみは、相手を理解しようと試みるだけでも10分の1、100分の1になります。

理解する気持ちを放棄し、嫌いな気持ちで一杯になってしまうと、苦しみは増すばかりです。

心理カウンセラー 平史樹

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