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仕事は誰のため?
世の中のルールは自分よりも先に決まっている。
スポーツ競技の試合中に、反則を犯したら退場。これを見て「当たり前だ」と思う人でも、自分自身が世の中のルールを見ようとしない、知ろうとしない、守ろうとしない人がいます。わたしもそんなでした。そんな自分に無自覚でした。
就職してもすぐに辞める人は、もしかして「自分のルール」で職場を見ているかも知れませんね。
「こんな所で働けない」はあなた目線。
勤務するまでブラックであることに気付けずに、「こんなはずじゃなかった!」と辞める人もいるでしょう。
しかし、どう見ても「ブラックなのはあなたかも?」と思えることもありますよ。いや、自覚がないからグレーかな?
わたしの就職支援は少々ブラックかも知れませんよ。なぜなら、「あんた、そんな考えじゃどんな会社でも通用しないよ?」って思ったらハッキリお伝えするからです。
20年以上カウンセリングをしてきて、ここ10年くらい、職場での不適応に関する相談が目に見えて増えて来たと思います。
医療的支援や治療が必要な人もいます。そう感じたケースはその点もきちんとお伝えします。
しかし、「これは医療モデルは当てはまらないな。世の中のマナーやルール、それを知らないことで苦労しちゃってるんだな。」そう感じるケースが増えています。
「世の中、ゲームだと思っていない?」
ゲームにだってルールはあります。でも、ゲームのルールはゲームを楽しむプレイヤーの満足が第一優先で作られていると思います。
世の中のルールを、ゲームのルール程度、ゲームの設定程度に考えている人は、仕事は不満だらけの「糞ゲー」「無理ゲー」かも。
ゲームと仕事の違いを一言で言います。
ゲームは自分の満足のためにある。仕事は誰かを満足させるためにする。
お金の流れを考えて下さい。ゲームはあなたの満足のためだから、あなたがお金を支払います。仕事は誰か人のためにするから、報酬としてあなたにお金が支払われます。
自分のために働くんじゃないのです。人のために働くのです。だからお金がもらえるのです。
仕事はあなたのためにあるのじゃなくて、誰かのためにある。その中でのルールは、必ずしもあなたを満足させるとは限らないのです。
平史樹