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同じ相談に応じるにしても、医療モデルと教育モデルでは目的が違います。

医療モデルは、相談者の疾病を想定し、相談者が病的な状態から健康な状態へと回復することを支援することを目的にします。

教育モデルでは、相談者の能力や資質の発展、自己実現の成就、成長や進化を支援することが目的です。

こうのとりの巣のサービスは、教育モデルが主軸です。あなたがどのような状況であろうと、今より成長し、一歩踏み出したいという思いを応援する場です。

「教育」と言っても学校教育の場のような「指導」はありません。子どもが相手の場合でも、本人の思いや考えを尊重し、対等な立場で支援しています。

医療機関や福祉機関などでの臨床経験から、治療中のかたや、障がいをお持ちのかたに対する配慮は常にしています。

コロナ禍で10代の自殺の増加したというニュースをきっかけに、10代から高齢者に至るまで、今の日本には教育モデルによる支援が必要と痛感し、こうのとりの巣を始めました。

今の時代、癒し、治療、回復、正常化といった発想だけでは足りないと、臨床の現場で痛感し続けて来ました。希望を持って生きていくためには、成長、進化、脱皮を目指す教育モデルが誰にとっても必要な時代だと考えています。

平史樹