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カウンセリング
孤独「感」の処方箋
孤独とは、誰もそばにいないことを指すのではなく、心の状態を言うのでないかと思います。
わたしたちは孤独なわけではなく、孤独感に苦しむのではないでしょうか。
どうしても孤独感から抜け出せない人もいますね。
すぐそばに誰かがいても、ぬぐえない孤独感。
打ち解けた家族、愛するパートナー、気の合う仲間。
人の縁、出会いには恵まれているのに、なぜか埋められない心の隙間。
誰かに愛を注いでいても、自分自身は孤独感を感じていることがあります。
恋人ができれば、満たされると思っていた。
結婚すれば、救われると思っていた。
でも違った。
そんなあなたは、もしかしたら、自分を出すのが苦手なのかも。
正直な自分、ありのままの自分。
「それって、難しいな」と思ったら、
正直な気持ち、ありのままの気持ち。
と置き換えて考えてみましょう。
気持ちを話せたら、孤独感は癒え始めます。
そばに人がいれば充分なわけではないんです。
あなた自身が、気持ちを伝えていくことが大事。
感情は、人と人をつなぐ目には見えない糸なのかも知れません。
どんなにおしゃべりでも、事柄ばかりしゃべって、気持ちを言えない人は結構いますね。
そんな人がいたら、
「よかったら、あなたの気持ちを聞かせて」
と伝えたい。
うまく自分の気持ちを話せなくても良いんです。
感情を出しても良いと、自分自身に許可するだけでも変化はあります。
そして、自分の感情を感じ味わう準備が始まります。
ポジティブな気持ち、ネガティブな気持ち、どんな気持ちも自分の中で感じることを許し、人に伝えることを許した時の自由で満たされた感覚。
孤独「感」が溶けて行きます。
心理カウンセラー 平史樹