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白昼夢と創造力
白昼夢って、知ってますか?
目を覚ましたまま夢を見るように空想にふけることです。
「想像する」のとちょっと違うのは、空想の世界に、あたかもそれが現実であるかのように浸りきり、あたかも現実であるかのようにそれを体験することでしょう。
白昼夢は、リアルな体験に近い満足をもたらします。
白昼夢を楽しむ人は、日常の世界に生活していながら、白昼夢の世界に行ったり来たりします。
それはたとえば「半現実世界」とも呼べるようなもので、つらい現実から逃避するためのシェルターのような役割もあるのかも知れません。
理想主義の人もさまざまですが、理想を現実にする努力を諦めてしまうと、白昼夢の世界に浸る時間が長くなるかも知れません。
しかし、理想を現実にするための想像力は、創造力でもあります。
何かを実現するためには、まず夢が必要です。
それを白昼夢として楽しむだけに終わらせず、望む人生の創造に使うこともできます。
白昼夢では、思ったことが即夢の中で現実化します。世界は思いのままです。
それに比べて、現実のじれったいこと。思ったことがなかなか実現しません。
しかし、夢を見ている時も、人はかけがえのない人生を少しずつ消費しています。
人生を何のために使うのか?
夢を見る想像のエネルギーを、現実を作る創造のエネルギーに変換してみませんか?
ひとつのヒントとして、白昼夢をメモしてみましょう。
メモを蓄積していくと、たとえ到底現実不可能と思われるような事柄の中にも、自分が現実界でやりたいこと、求めていることの手がかりを見つけることができるでしょう。
その手がかりは、あなたを夢から目覚めさせるだけの力を持っています。
人は、夢に生きている状態から目覚めると、迷うことなく動き出します。
あたかも野に放たれた鹿が、夢中で駆け出すかのようです。
想像が、創造へと変わる瞬間、人は幸せを感じます。
夢を見る時、楽しいように、現実の中で行動している時も、実は楽しい。
それがあなたが本当に望んでいることなら、何かを成し遂げたという結果だけではなく、何かを求めるプロセスそのものにも幸せを感じられるのです。
心理カウンセラー 平史樹