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カウンセリング

安心基地

「あれ・・・?なんで私、カウンセリングなんて受けたんだろ・・・」

藁をもすがる思いでカウンセリングを予約したのに、カウンセラーに会って、ほっとして、話をするうちに・・・次第に違和感をおぼえ始め・・・終わってスッキリしてみると、なぜ自分はカウンセリングを受けたのか、思い出せなくなることもあります。

予約の時には必死にインターネットでカウンセリングを検索したのに、その時の気持ちは吹き飛んでしまった。

相談事が解決したわけではありません。むしろこれから取り組むものなのに、次回の予約を入れるのは抵抗があるのです。「もう充分だな」という感じです。

これでも良いのです。これは、たった1回のカウンセリングでも、自力で問題に取り組む力を得ることができた例です。

助けを借りなければ問題解決はできないと思っていたのに、カウンセリングで話して行くうちに、自分の中の力を感じ取れたのではないでしょうか。

カウンセラーが何か力を与えたわけではありません。カウンセリングを受けるかたの安心基地、心の安全基地となり、自立を支援したのです。

中には、カウンセリングで話そうと用意していたことはそれほど話さず、ゆっくりお茶を飲んでくつろぎ、思いつくままに雑談をするだけで、みるみる顔色が良くなるかたもいます。

安心は、自力を引き出す大切な要素だと思います。知恵も勇気も実行力も、安心感があってこそ泉のように湧き出ます。

カウンセラーであるわたしの日々の精進努力は、あなたの安心基地となるための修業です。

心理カウンセラー 平史樹

 

 

 

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