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カウンセリング

個室じゃなくていいの?

対面カウンセリングの際は、大概素敵な喫茶店を使わせて頂いています。

利用者さまにとって、喫茶店で行うメリットの方が、個室で行うよりも大きいと思っています。

ゆったり座れるソファー、飲み物や食べ物の豊富なメニュー、くつろいだ雰囲気の中で会話をするのに、これ以上の空間はありません。

特に、わたしはお茶を楽しんで頂きながらのカウンセリングをしておりますので、おいしいコーヒーや紅茶、ケーキやサンドイッチのある喫茶店はうってつけの場所なのです。

そして「密室でないこと」。それが実はカウンセリングには大切なことだと思っています。

個室とは、密室空間です。密室でのカウンセリングは、外部の刺激から遮断されるため、内面を見つめ、掘り起こすには集中できる環境かも知れません。そんな個室だからこその良さもあると思います。

ただ、わたしの経験から、密室という環境は、必要以上に心の闇の部分を引き出してしまう。病的な部分を引き出してしやすいように感じています。その特異性、非日常性をわたしはあまり好みません。

喫茶店は、日常的な場所です。そこは社会とつながっています。それが大事です。

日常生活の延長で、心の専門家に相談する。そして、必要なサポートを得られたら、また日常に戻って行く。そんな支援の在り方を大切にしたいと思っています。

わたしも当初は、カウンセリングには当然個室が必要かと思っていました。閉鎖された空間は守られた空間であり、利用者さまに安心感を与え、プライヴァシーを守ることにもなると。

しかし実際にやってみると、個室や密室、密閉空間にこだわる利用者さまはほとんどいませんでした。

安心感やプライヴァシーの確保は、カウンセラーへの信頼によって得られるものだと思います。

実際に喫茶店でのカウンセリングは好評です。恋愛や結婚、仕事や学業、家庭の相談から、精神疾患をお持ちのかたの相談まで、さまざまなカウンセリングを、薫り高いコーヒーと共に聴かせて頂いております。

遠方のかたや、外出が難しいかた、誰にも顔を見られたくないかた、急なご相談で予約が難しいかたは、電話カウンセリングやメールカウンセリングをご利用ください。

心理カウンセラー 平史樹

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