土日祝も受付!

かけこみ掲示板

「かけこみ掲示板」 絶賛就活難航中

星野鉄郎さん 二十代 ♂

相談内容

絶賛就活難航中です。

社会不適合な自分は、どんな仕事が自分に向いているのかわかりません。

好きなことには食事も忘れて集中できるのに、嫌だと感じるとどんな仕事も手がつかず、しまいにはパニックになります。気持ちを切り替える為には歩きまわったり、ゴロゴロしたりしないと落ち着きません。
また仕事の優先順位を自分で決められなくて、何から取っ掛かればいいかわからず、いつも〆切ギリギリになって慌てふためいています。
集中できず頭がぼんやりしている時は、自分の言いたいことを見失います。ここまで書いてみて、今も自分が何を言いたいのかよくわからなくなってきました。

きっと自分でも興味をもって、楽しくできる仕事がこの世のどこかにはあると思います。しかし今のところ見つかっておらず、これから先がなんとなく不安で一杯です。

つらつらとよくわからないことを失礼しました。

回答

星野鉄郎さん、掲示板への投稿ありがとうございました。

就活で悩んでおられるのですね?

①「社会不適合」
②「自分に向いた仕事がわからない」
③「興味を持ち楽しくできる仕事を見つけたい」

ご相談の要点はこの3点と考えてよろしいでしょうか。

この3点は、鉄郎さんにとって、これから長い時間をかけて取り組んで行くべき人生の課題ともなるのではないかと思います。

ただ、わたしが注目しているのは、たった今、鉄郎さんが就活中ということです。

ということは、ある程度の短期間中に、それなりの結果を出したいとお考えではないでしょうか?

だとすると、3点の課題は①から順にそのまま就活で取り組むべき優先順位となると思います。

①について、自分で自覚しつつも心や体を思った通りにコントロールできなくなることがある傾向を、鉄郎さんはお持ちかも知れませんね。

そんな場合、学校生活までは何とか適応できても、就職や結婚で困難に直面するかたは多いように感じます。

大事なのは、人と関わる中で、自分に何がどこまでできて、どんなことが苦手か、整理し自覚できることだと思います。

そして、苦手なことはどうしたらできるのか、できなければどうやったら人に助けてもらえるか、検討し、必要ならば訓練することです。

苦手なことが多く、改める上でも苦痛が大きいようならば、ひとつの手としては医師の診断を受け、心理検査などで客観的な結果を出してもらい、ご自分の適応と限界を冷静に見定めることが良い場合もあります。

「ああ、ぼくは他の人のようには働けないんだ!」とがっかりして落ち込むのではなく、自分の個性を知り、自分らしく個性を活かしながら生きるなら、これは向いているけどこれは向かないな、これをやってしまうとかえって自分が傷ついてしまうかも知れないな、ということを見極めていくのです。

相談内容を読むと、具体的にこんなことが苦手と書いて下さいましたね。これをノートに整理し、問題点を冷静に認識し、それぞれについての自分なりに考えた対処法も書き出してみてはいかがでしょうか。

その中で、自分ひとりではどうすることもできないと感じることは、カウンセリングを受けてカウンセラーの助言を得ながら対処法を考えたり、社会適応のための福祉サービスを探して利用するのも良いと思います。

②について、「向いている仕事」は、まず、本人が興味を持てること、その仕事に必要な身体的社会的な能力が、完璧とまでは行かないまでもある程度備わっていることではないかと思います。

わたしは、鉄郎さんの興味を大切にしたいです。好きなことは食事も忘れて集中できるという才能を活かすためには、興味のあるなしは大きいと思います。

学校内や公共の就活サポート窓口に就職先を探しに行くにしても、あらかじめ自分の興味を整理しておくと良いと思います。

身体的社会的な能力、これは体力の有無や人付き合いが得意か苦手かというようなことですが、週五日勤務にこだわらなければかなり調整できます。

中には週二日勤務がやっとの人もいます。無理をして週五日勤務によりストレス過剰で心身を壊すよりは、自分のペースで興味を持てることを長く続ける方をわたしは経験上おすすめします。

例えば教員を例にあげると、常勤になるととても持たないなと感じたかたが、非常勤に切り換えて勤務時間や勤務内容を減らし、好きな教員を続けているような例もあります。

③について、興味を持てて楽しくできることは、常に鉄郎さんが成長するごとに変化して行くと思います。ですから、あまり難しく先のことを考え過ぎず、今、興味を持て、楽しいと感じられることにチャレンジしてみてはいかがですか?

はじめは、何となく良さそうだな、という感覚で良いと思います。

そして、縁のある所だったら、働いてみましょう。

実際に働くようになると、仕事には個人的な能力や才能に増して、社会性が必要であることに気づくと思います。

そうしたら、職場にがっかりしたり自分を卑下せずに、成長や脱皮のチャンスだと思って、人の助けを借りながら、ひとつひとつ対処して行きませんか?

最後に、鉄郎さんは相談内容の中で、「絶賛就活難航中」と書かれていましたね。

困難なことをジョークにできるセンスは、鉄郎さんの人柄と人生観を表しているのではないでしょうか?

「難航」という言葉から、わたしは英国のキャプテン・クックをふと連想しました。

生きて帰って来られるか分からない大航海時代に、安全よりも冒険を求めた生き様は、どこか鉄郎さんと重なる気がします。

あなたの乗るべき汽車は、既にホームで煙を立て警笛を鳴らしながら待っています。

あなたの前向きで楽天的な性格と人生に対する好奇心が、汽車に乗る切符です。

人生も仕事も、汽車の旅です。

汽車の旅は、行く先を変更することもできますし、回り道も楽しい。途中下車して、道草を食っても良いのです。

心理カウンセラー 平史樹