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考えた通りに動けない時、体のことも考えてみる
人は考えていることと感じていることが必ずしも一致しているとは限りません。
頭では
「勉強しなければ・・・」
「仕事をかたずけないといけない」
「家事をためこむのはまずい」
・・・と、考えていても
心では
「面倒くさい」
「後でいいや」
と感じてしまうようなことは、どなたでも経験があると思います。
大抵の人は、右に左に揺れる心を自分自身で手なずけて、「そうは言っても、今やらなきゃ」と心に言って聞かせ、奮い立たせて行動しています。
自分が納得できる行動が取れると、人は満足しますね。
ところが、それでも時には考え通りに行動に移せなくなることがあります。
勉強、仕事、家事など・・・わかっていても自分の考え通りに物事が手につかなくなることはありませんか?
何か意味があって、心がストップをかけているのかも知れません。
心は体と密接につながっています。
心が考えを邪魔して来るのは、体からのサインのことがあります。
実は体がSOSを出している時もあるのです。
自分の考え通りに行動ができなくなった時、その考えが自分にとって妥当かどうか再検討すること、何を感じているか心に問いかけることも大事ですが、体はどうなっているのか?そこに意識を向ける習慣も必要です。
例えば、健康診断で異常なしと出ていても、それは医師による治療の対象ではありませんよということであって、必ずしも自分自身の体にとって健康的な生活を送っているという充分な証明にはなりません。
では、自分の体を自分で把握する方法はあるのでしょうか?
自分自身でもできる簡単な体の健康チェックもあります。
睡眠時間は自分の体にとって満足行くだけの質と時間を取れているかどうか?
食事は自分の体にとって満足行くだけの質と量を摂れているかどうか?
睡眠と食事を見直すだけでも、大雑把ですが体の状態を点検することができます。
血圧や脈拍、体重や体温を把握していると、一層自分の体の状態に敏感になれます。これらは自宅でもできますね。
考えた通りに行動できなくても、自分を責めることなく、先ずは体の状態をチェック。睡眠と食事を中心に自分の生活習慣を振り替えってみることも、とても大切だと思います。
心理カウンセラー 平史樹