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カウンセリング

「うつ病かな?」と思ったら その1

「うつ病」について書かせていただく前にひと言申し上げます。

「うつ病」は、まだ充分にその仕組みが解明されておらず、治療法も治療薬も不完全な病気です。

個人差も多くあり、また、他の精神疾患と見分けのつきにくいこともあります。

また、「うつ病」の中にも専門的には様々な分類があり、一人一人に合った細やかな治療法は、治療者と被治療者が協力し合って模索して行く必要があります。

以下はわたしの拙い臨床経験や学問から述べる見解です。今後加筆や訂正は、必要と感じた際には躊躇なく致します。

ですので、お読みくださる皆さまも、一カウンセラーが実感していることとして参考にし、他の専門家の意見も比較検討して頂きたいと思います。

さて本題です。以前は「うつ病と医師に言われました」「うつ病の治療をしています」といった、既に病院でうつ病の診断がなされていて、薬物療法をされているかたからの相談を受けることが比較的によくありました。

最近は、うつ病の認知度が高まったせいか、医師の診断を受ける前に、ご自身について「うつ病ではないか・・・?」と不安になってお電話を下さるかたも増えて来ました。

確かに、ウェブで見かける様々なうつ病のチャックテストなどを見ると、当てはまる項目が多く、「自分もうつ病なのでは」と不安になることもあるようです。

まず気を付けるべきは、「うつ状態」と「うつ病」の区別だとわたしは思っています。

すご~く簡単に言うと、

「うつ状態」は「落ち込んで何もする気が起きない状態」。

「うつ病」は「うつ状態から自力で回復できず、眠れない、食べられないなど、日常生活に支障を来し、それが2週間以上にわたって続いている状態」です。

「うつ状態」は、自力で元に戻れます。

「うつ病」は、自力では元の生活に戻るのが困難です。治療の必要があります。

「やる気が出ない」

「何も手につかない」

そんな状態でも、自然と回復に向かったり、自分なりのいつもの方法で回復し始めているか、それとも、停滞したり、悪化しているか、ひとまずはそこを目安としてみましょう。

心理カウンセラー 平史樹